月別アーカイブ: 2025年4月

MOMO合同会社のよもやま話~第4回~

皆さんこんにちは!
MOMO合同会社、更新担当の中西です。


第4回 軽貨物運送雑学講座

テーマ:軽貨物ドライバーに必要な資格・保険と準備するもの

前回は、軽貨物ドライバーの1日を密着し、どのような働き方があるのかご紹介しました。
今回は、実際に軽貨物ドライバーとして働くために必要な資格や保険、そして準備すべきものについて詳しく解説します。
これから始めたい方や、見直したい方にとっても役立つ情報が満載ですよ!


1. 軽貨物ドライバーに必要な資格

◎ 1) 普通自動車運転免許

  • 必須条件:軽自動車を運転するためには、原則として「普通自動車運転免許(MT/AT可)」が必要です。

  • AT限定でもOK:最近はAT車が主流なので、AT限定免許でも軽貨物業務に支障はありません。

◎ 2) 事業用ナンバー(黒ナンバー)

  • 自家用→事業用:軽貨物で事業を行う際は、「黒ナンバー」と呼ばれる事業用ナンバーへの切り替えが必須。

  • 取得方法:地域の運輸支局に「貨物軽自動車運送事業経営届出」を提出し、受理されれば黒ナンバーを取得できます。

  • 注意点:車検証の名義や使用目的の変更など、書類手続きも必要になるため、しっかり確認しましょう。

◎ 3) 運転経歴や特別な免許は?

  • 基本的には普通免許+黒ナンバーがあればスタートできますが、大型貨物や特殊車両を扱う場合は追加免許が必要。

  • ただし軽貨物の場合、4ナンバー/軽自動車に該当する範囲なら大型免許などは不要です。


2. 必要な保険と加入のポイント

◎ 1) 自賠責保険(強制保険)

  • 自動車を運転する上で必ず加入しなければならない保険。

  • 対人賠償が中心で、補償額にも限度があるため、自賠責だけでは十分ではありません。

◎ 2) 任意保険(事業用)

  • 事業用の任意保険は、自家用の保険とは異なり、営業中の事故も補償対象に含むもの。

  • 対人・対物補償を手厚くカバーしてくれるプランを選ぶのが基本。

  • 配送中に相手の荷物や商品を破損した場合の対応や、車両保険を付けるかどうかも検討ポイントです。

◎ 3) 貨物賠償責任保険

  • 万が一、配送中の荷物を破損・紛失した場合の損害賠償を補償する保険。

  • 特に高価な精密機器や医薬品などを扱うドライバーは、貨物賠償責任保険の加入を検討すると安心。

  • 荷物の種類・価値によって保険料が変動するため、扱う荷物に合わせて適切なプランを選ぶ必要があります。

◎ 4) 労災保険(個人事業主の場合)

  • 個人事業主やフリーランスの場合、一般的な労災保険には加入できないことが多いです。

  • ただし、「一人親方労災」など特別加入制度を活用すれば、業務上のケガ・事故を補償する労災保険に準じた補償を受けられます。


3. 準備しておきたい車両と装備

◎ 1) 軽貨物車両の選び方

  • 車種選定:荷室が広い車両(軽バンタイプ)が人気。箱型のエブリイやハイゼットカーゴなど。

  • 燃費と維持費:小回りが利き、燃費が良い車種を選ぶとコスト削減に。

  • カスタマイズ:荷物の仕分け用棚や固定具など、用途に合わせて改造することで作業効率アップ。

◎ 2) 必要な装備

  • カーナビ・スマホホルダー:配送先や渋滞情報をリアルタイムに把握。

  • ドライブレコーダー:万が一の事故やトラブルの記録を残せる。保険料割引になる場合も。

  • 荷締めベルト・ラッシング:荷物をしっかり固定して安全運行をサポート。

  • 作業着・安全靴:荷物の積み降ろし時のケガを防ぐとともに、プロとしての印象もUP。

◎ 3) その他の便利アイテム

  • 折りたたみカート:建物内の搬入や駐車場からの移動に便利。

  • 台車・リフター:重い荷物を扱う際の腰痛予防やスピードアップに役立つ。

  • 防寒・雨具:天候に左右される仕事なので、季節や天気に応じた装備を常備しておくと◎。


4. 仕事開始前の確認リスト

  1. 車両・荷物チェック

    • 車内に異常や忘れ物がないか、ガソリンやオイルの量は十分か。

    • 配送リストや受領書類などが揃っているかを確認。

  2. 保険証券・契約書類

    • 車両が事業用保険(任意保険)に加入しているか。

    • 貨物賠償責任保険の証書や取引先契約書も携行しておくと安心。

  3. ルート・スケジュールの最終確認

    • 当日の案件数や時間指定、緊急案件の有無を再チェック。

    • ナビや地図アプリで渋滞予測を把握し、効率的なルートを組み立てる。


まとめ

  • 軽貨物ドライバーに必要な資格:普通自動車免許+黒ナンバー取得が基本。運転経歴は問いませんが、実務では経験が活きる

  • 保険:自賠責保険は必須。事業用任意保険や貨物賠償責任保険の加入を検討し、リスクをカバー

  • 車両と装備:軽バンタイプを選び、必要に応じて棚や固定具などでカスタマイズ。ドライブレコーダーや作業服も忘れずに

  • 仕事開始前に書類や車両点検、ルート確認を行い、安全かつスムーズな業務を目指そう

軽貨物ドライバーとして働くための最初のハードルはそれほど高くありませんが、
保険や車両をしっかり整備しないと、いざという時に困ってしまうことも。
万全の準備をして、お客様からの信頼を得られるドライバーを目指しましょう!


以上、第4回「軽貨物ドライバーに必要な資格・保険と準備するもの」でした。
次回は「軽貨物ドライバーの営業・案件獲得のコツ」をテーマに、
どのようにして安定した仕事を見つけ、収入をアップさせるのかをご紹介します。
お楽しみに!


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MOMO合同会社のよもやま話~第3回~

皆さんこんにちは!
MOMO合同会社、更新担当の中西です。


第3回 軽貨物運送雑学講座

テーマ:軽貨物ドライバーの1日密着!リアルな働き方とは?

前回は、軽貨物運送の主な仕事の種類(宅配便、ルート配送、緊急便、チャーター便など)についてお話ししました。
今回は、実際のドライバーがどんなスケジュールで働いているのかに注目し、1日の流れを追いかけてみましょう。
「何時に出発して、どうやって荷物を受け取って、どれくらい稼げるの?」という疑問にお答えします!


1. 軽貨物ドライバーの朝

◎ 早朝スタートが一般的?

  • 宅配便ルート配送のドライバーは、早朝から始動するケースが多いです。

  • 例)7:00〜8:00頃に営業所へ行き、配達する荷物を仕分け・積み込み。

◎ 荷物の積み込み・ルートチェック

  • 荷物を積み込む前に**配送先(住所・件数)**を確認し、最適なルートを考えます。

  • スマホのナビや配達システムでルートを組むことが多く、経験者は慣れたエリアなら頭の中でルートをイメージすることも。

◎ 出発前の注意点

  • ガソリンやオイルなど車両の点検を欠かさず。万が一の故障があると大きなロスになります。

  • 天候や交通情報をチェックして、雨天や渋滞に備えた対策も重要。


2. 午前中〜昼:配達・集荷のピークタイム

◎ 配達・集荷作業

  • 出発後は、1件ずつお客様や企業へ荷物を届け、サインや受領印をもらいます。

  • 宅配便の場合は個人宅が多いため、不在票対応(再配達)が発生することもよくあります。

  • ルート配送なら、あらかじめ決まった店舗や企業に同じ時間帯に届けるため、時間管理が大切。

◎ 休憩や食事のタイミング

  • 忙しい時間帯には、食事やトイレ休憩のタイミングがずれ込むことも。

  • 現場によっては午前中の配達が終わったあたり(12:00〜13:00頃)にコンビニなどで手軽にランチを済ませるドライバーが多い。


3. 午後:再配達や追加オーダー対応

◎ 再配達・スポット便

  • 不在だったお客様から連絡が入ったり、急な追加オーダー(スポット便)が入る場合があります。

  • 特にネット通販の荷物は再配達率が高い傾向にあるため、効率よくルートを組む工夫が必要。

◎ チャーター便の仕事

  • 午後からは、企業の依頼で大量の荷物を**貸切(チャーター)**で運ぶ案件が入ることも。

  • 目的地までの移動時間が長い場合、高速道路の利用や荷物の積み下ろしの時間配分を考えながら進めます。


4. 夕方〜夜:業務終了・翌日の準備

◎ 事務所や営業所に戻る

  • 一日の荷物を全て配り終えたら、事務所や営業所に戻って売上の精算書類整理を行います。

  • システムで配達件数や集荷件数を入力し、日報を提出。次の日の荷物を確認したり、必要な車両の点検も兼ねることが多いです。

◎ 高収入ドライバーは夜間案件も?

  • 夜間のスポット便や深夜の緊急配送を請け負うことで、さらに稼ぐドライバーもいます。

  • 深夜料金が加算されることが多いため、効率次第では昼間より稼げるケースも。


5. 軽貨物ドライバーとして稼ぐコツ

  1. 効率的なルート設計

    • 配達エリアをよく把握し、最短ルートで無駄なく回る。

    • 不在率が高い時間帯を避けたり、集合住宅の多いエリアでまとめて配達するなど工夫が重要。

  2. マルチ案件の活用

    • 宅配便だけでなく、スポット便チャーター便も併せて引き受けることで収入アップ。

    • ルート配送と掛け合わせるなど、仕事の幅を広げる。

  3. 時間帯の選択

    • 早朝や深夜の配送案件は割増料金がつく場合がある。

    • 自分の体力や生活リズムに合わせて高単価案件を狙うのも手。

  4. サービス品質の向上

    • お客様への対応が丁寧だと、再度同じドライバーを指名してくれる企業や顧客が増える。

    • 口コミや評価が上がり、より有利な契約を得やすくなる。


まとめ

  • 軽貨物ドライバーの1日は早朝の荷物積み込みから始まり、配達・再配達をこなしながら、夕方〜夜にかけて営業所での精算・翌日の準備を行うケースが多い

  • スケジュールは仕事の種類(宅配・ルート配送・スポット便・チャーター便)や地域、契約形態によって変動

  • 稼ぐコツはルート設計や案件の組み合わせ、サービス品質の向上など多岐にわたる

  • 体力や運転スキルを活かしながら、自分のライフスタイルに合わせた働き方が選べるのが軽貨物の魅力

実際にドライバーさんによっては、朝は早いけれど夕方には家に帰る生活を送ったり、
逆に夜間やスポット中心で短時間高収入を狙うなど、働き方の幅が広いのが特徴です。
ぜひ自分に合ったスタイルを模索してみてくださいね!


次回は「軽貨物ドライバーに必要な資格・保険と準備するもの」について、
さらに踏み込んだ内容をお届けします。
どうぞお楽しみに!


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